投げ銭に適したクレジット決済代行サービスの選び方
オンラインのライブ配信では、「投げ銭」という配信者にお金を送付する機能が市場規模を拡大しています。Fintertech株式会社の2021年「投げ銭市場調査」によると、国内の実際の市場規模は367億円ですが、国内潜在市場規模は3,106億円と約10倍近い市場が眠っているとされています。そのため、近年投げ銭機能があるライブ配信サイトが増加傾向にあり、そこに参入する企業や個人も増えています。
では、ライブ配信サイトを立ち上げ、眠っている市場にアタックするのに重要なものはなんでしょうか?
それは安全・安定・迅速な決済が可能なクレジット決済を提供している決済代行会社を選択することです。
クレジット決済以外にも、サイトのクオリティや安定性、利便性など重要な部分は多くありますが、クレジット決済を導入するのに決済代行サービスを利用するのであれば、注意して選ぶ必要があります。もちろん、決済代行会社を通さずにカード会社と直接契約し、クレジット決済のシステムを自社で作成・運用することは可能です。ですが、そのためには多くの時間とリソースが必要となります。
では、誤った決済代行会社を選択した場合、どうなるのでしょうか?
誤った決済代行会社を選択した場合、決済が遅くて投げ銭のタイミングを逃した、決済が出来ず応援が出来なかった、サイトを利用したことが無いのに請求されたなどのクレームがくる場合があります。
こういった事態を防ぐ為にも決済代行会社を選ぶ際のポイントをお伝えいたします。
1.セキュリティ対策
セキュリティ対策は主にグローバル基準セキュリティ要件に準拠しているか、不正利用対策を行っているかを確認してください。一つ目のグローバル基準セキュリティ要件は「PCI DSS」のことで、こちらに準拠している決済代行会社は一定のレベルを超えたセキュリティ対策を行っているという証になります。
次に不正利用対策については「3D セキュア」と「不正防止ツール」を使用している決済代行会社を選びましょう。3D セキュアはなりすまし利用を防ぐ為の機能となり、決済時にユーザーが設定したパスワードなどを入力する必要があります。3D セキュアは決済時に1アクション挟むので投げ銭と相性が悪いように思われますが、ユーザーの中には3D セキュアを好む方もいます。ユーザーの戸口を広げるのであれば、3D セキュアは実装しておくことをお奨めします。ユーザーの利便性を上げたいのであれば、サイトにユーザーがオンオフ出来るクイック購入機能を追加することで対応できます。
不正防止ツールは、様々なデータから不正利用の疑いがある決済を事前に防ぐ機能になります。あなたのサイトで不正利用が相次ぐと、被害者ユーザーから悪い評判が伝わり、サイトのイメージが下がる恐れがあります。
2.安定した決済システム
安定した決済システムとは、決済が通らない、2重に決済された、接続が切れるなどの不具合が少ない決済システムです。これらのトラブルは膨大な量のトランザクションが発生したり、そもそもシステム自体が古かったりすると起きる可能性があります。大半の決済代行会社は問題ありませんが、HPの更新が数年もされていないなど、目に見える部分がアップデートされていないと要注意です。
投げ銭は大きな市場が潜んでいるビジネスです。最適な決済代行会社と手を組むことでビジネスは飛躍し、競合他社よりも優位に進められます。
BILLMONTでは、PCI DSS準拠、3D セキュア対応、機械学習による不正防止ツールを備えており、常にアップデートを続け、お客様のニーズに応えられるよう努力しています。もし決済代行会社をご検討中であれば、ご相談ください。様々な決済導入に携わった経験を活かし、お客様のビジネス成長をサポートいたします。